私はテニスをするのも観るのも大好きです。
子供が生まれてからは、自分でテニスをする機会が減ってしまいましたが、その鬱憤をテニスの試合鑑賞(テレビ)で晴らしています。
2020年の東京オリンピックでも、生でテニスの試合が見たいと申し込みましたが、残念ながらその夢はかないませんでした。
ですが、テレビにかじりついて観る気満々です。
テレビはテレビで、ベストプレーをもう一度流してくれたり、細かな事態を読み取ることもできたりするので、むしろじっくり見るにはよいと思います。
特に男子テニス
男子テニスはここ10年近く、数名の王者が君臨し、見ていてとても面白いです。
果敢にチャレンジする選手のいる中、何度も揺らぐ時もありながら、やっぱり先頭に這い上がってくる力は本当にすごいと思います。
女子は新しい選手が毎年出てきて、だんだんわからなくなってくるのですが、男子はその点わかりやすいので、初めて見る方にもお勧めです。
錦織圭さんもがんばっているので、目が離せません。
男子プロテニスのランキング
では、プロテニスのこと、テニスの試合を見るときに、少しでもわかっていると理解しやすいので、いくつかまとめてみたいと思います。
男子プロテニスは、その年の1月から毎週全世界で行われるATPツアーから、全世界のランキングを出します。
その中には四大大会も含まれます。
大きなツアーになればそれだけ、獲得ポイントも高く、獲得点数も高くなります。
その順位のことをATPランキングといいます。
2019年7月現在
1位 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
2位 ラファエル・ナダル(スペイン)
3位 ロジャー・フェデラー(スイス)
7位 錦織圭(日本)
となっています。
ATPのランキングが高いと、ツアー大会でシード扱いになります。
また、ウィンブルドンでは、前年度の優勝者がシード1を取ることができます。
もし、怪我などでツアーから離脱した期間があり、ブランクが出来てしまうと、ランキングもあっという間に下がってしまいます。
その場合、シードがつかない、もしくは予選から勝ち進まないと本戦に参加することができなくなってしまいます。
たまに予選から這い上がってきて、活躍する選手がいたりすると、すごいフィジカルもメンタルも強いんだろうなあと感心してしまいます。
錦織圭さんは、2014年9月の全米オープンでは、なんと準決勝でジョコビッチをくだし、決勝でマリン・チリッチと対戦しました。
ジョコビッチに勝ったんだから行ける!と誰もが確信していたのですが、決勝ではストレート負けをしてしまいました。
この時は、もう興奮しっぱなしで、仕事から早く帰って試合を見る準備をしていました。
負けてはしまいましたが、その結果から、2015年に自己最高ランキング4位を獲得しました。
今でも、あの時優勝していたら…と思ってしまいます。
また絶対に決勝に進んでほしいです。
コートのフェイス
テニスのコートは4つの種類があります。
芝(グラスコート)
クレー(土)
ハード(セメント、アスファルト、合成樹脂)
オムニ(人工芝+砂)
全豪と全米はハードコート
全仏はクレーコート(赤土)
全英はグラスコートです。
それぞれフェイスには特徴があります。
ハードコート:ボールが速くなる。(ビッグサーバー<サーブを得意とする人>やパワーテニスをする人に有利)
クレーコート:ボールが遅くなる。足を滑らせてボールを拾い、フットワークの軽い人に有利。
グラスコート:最もボールが速くなる。
イレギュラーバウンドも多くなり、大会が進むにつれ芝が削れてくるので、バウンドの仕方も変化する。ベテランは強い。
ベスト8が出揃う頃には、後ろの方の芝がはげまくりです(笑)
オムニコート:クッション性があるため、膝に優しい。水はけがよく、雨上がりすぐにプレイできる。
他にも特徴はありますが、簡単にはこのようになります。
スペインの選手は小さい頃からクレーコートで練習してきているので、クレーに強く、ラファエル・ナダルは全仏オープンでは2019年時点で12回の優勝をしています。
まさしく王者ですね。
その他にもスペインの選手で活躍している選手はたくさんいます。
錦織圭さんはどのフェイスでも得意ですが、比較的好調なのは全米オープンなので、ずっとアメリカで修行してきたこともあるのか、ハードコートでよい成績を残しています。
実際に自分がテニスをする時には、ハードコートが多いです。
でも、年配の方たちにはクレーやオムニコートが人気です。
膝への負担が軽いからだと思います。
また、少々の雨でもプレイし続けられます。
ハードコートでは雨が降ってくると滑るので、怪我の原因になってしまいます。
クレーコートは足の運び方が慣れていないと難しいです。
中学校のコートなどはクレーコートが多いです。
男子プロテニスの試合をぜひ見よう!
色々、事情が分かってくると、さらに男子プロテニスを見るのが楽しくなってきます。
ぜひ、これから開催されるテニスの大会を今回の内容を頭に入れて見ていただけたらと思います。
今まで以上に楽しんで見られたら嬉しいです!