私は、常々、思っていたことが。
プリキュアって『なかよし』に
掲載されているけど、
毎回、絵が全然違うのに、
同じ作者が書いているのって
本当にできることなのかしら?
と、疑問でした。
2019年9月に
「全プリキュア大投票」という
歴代のプリキュア達に投票する
番組がありました。
すごーく、プリキュアファンの
テンションがマックスで、
熱い番組で、興味深かったので、
ふとその疑問を思い出しました。
そこで、よし、調べてみるぞ
ということでまとめました。
「なかよし」に掲載のプリキュアの作者は上北ふたご。これって誰?他にも作品があるの?
上北(かみきた)ふたごさん
この方、実在しています。
そして、お二人の連名でした。
しかも、双子の女性。
名前のまんまですね。
本名はお姉さんが上北実那さん、
妹さんが希沙さん。
テレビアニメの『プリキュアシリーズ』を
『なかよし』に漫画連載しています。
上北ふたご姉妹は、アニメ原作の作品を
漫画化して『なかよし』に掲載
しているんですね。
それにしても、
全然違う顔やタッチの絵を
漫画に起こすなんて、
そんなことできるのでしょうか。
すごい姉妹だと感心するばかりです。
上北ふたご姉妹はその他に、
『アクビガール』や
『ひみつのアッコちゃん』を
漫画化しています。
また、リバイバル版
『タイムボカンシリーズ』の
キャラクターデザインもしています。
きっと多忙な日々を送られている
のでしょう。
『プリキュアシリーズ』アニメ原作は東堂いづみ。この人って実在の人物?
実はこの人、
実在しませんでした。
びっくり!
東堂 いづみ (とうどう いづみ)さんは、
東映アニメーションが用いる
共同ペンネームです。
ペンネームを用いる手法は
制作会社にはちょくちょくあるようです。
これは版権管理のためのようです。
東堂いづみさんって、
プリキュアの神のような
存在かと思ってたのですが、
実は企業のスタッフの
連名で一人のことでは
なかったのですね。
東堂いづみさんについての
詳しいことは後程。
ペンネームって何?版権管理って何?
版権管理のためのペンネーム化って
一体何なのでしょうか。
そもそも、版権って何なのでしょうか?
版権(はんけん)は、著作権の旧称です。
著作権法によると、
”特定作品の版権管理を
目的とする任意組合
(「製作委員会方式|製作委員会」を
名乗ることが多い)が管理し、
実際の分野ごとの版権は
組合員である各企業が持つ”
となっています。
著作権を守るために、
一個人の名前を作り上げ、
その名前が作品を作成した
こととするのです。
その一個人は、実は
企業の複数の人間が
関わるものです。
例えば、東映本社の八手三郎
(やつで さぶろう、はって さぶろう)は、
東映映像本部テレビプロデューサーの
共同ペンネーム、
『スーパー戦隊シリーズ』を
はじめとする東映制作の
特撮テレビドラマ作品の
原作者、主題歌などの作詞者
として使われています。
由来はプロデューサーからの
催促の電話を受けたときの返事
「やって候」(「やってますよ」を時代劇調にしたもの)や
「やってみろ」の転化であるとするものや
「なんでもやってみよう」という意味から
「やって みろ」と読むのようです。
サンライズ及び
バンダイナムコピクチャーズの
矢立肇(やたてはじめ)は、
企画スタッフの共用ペンネームです。
名前の由来は「やりはじめ」から
来ているそうです。
(矢立の初め、で「書き始め」との意味もあり)
どうやら制作会社ごとに、
こういったペンネームが存在する
こともあるようです。
ペンネーム”東堂いづみ”の名前の由来って何?どんな作品を手掛けてるの?
”東堂いづみ”の名前の由来は、
「東映動画(東映アニメーションの旧社名)
大泉スタジオ」から来ているそうです。
そのまんまを短縮したんですね。
でも、言われなくちゃわかりません。
『おジャ魔女どれみ』や、
『プリキュアシリーズ』などを
手掛け、原作名として挙げられています。
だから、キャラクターの絵が
全然違うこともあり得るんですね。
まとめ
普段、
何気なく接してきている名前にも、
実は法律が関わっていたり、
実在しない人だったりと
驚きのことが隠れていることが
今回分かり、目から鱗でした。
そして、
子どもが見るアニメって深いんだな
と思いました。
子どものためのものなのに、
大人の事情が働いているという。
全プリキュア大投票を見ていて、
こんなに老若男女から愛されている
プリキュアはまだまだ続くんだろうなと
思いましたし、
東堂いづみさんや
上北ふたごさんは
これからも
頑張っていかれるんだろうなと
思いました。