2019年6月からNHK BS プレミアムで「大草原の小さな家」が放送されています。
子供の頃、父親と休みの日の夕方に見ていた懐かしい番組です。
吹き替えが一新し、映像も美しく蘇っています。
映像の美しさには本当に驚きで、
「なんでこんなことできるの?技術の進歩ってすごい!」と感動してしまいました。
インガルス家の愛すべき人たち
主人公のインガルス家の次女ローラはやんちゃでお転婆。
でも、とっても機転の利く勇気のある女の子。
そして、長女のメアリーは美人で聡明。
客観的で冷静ながらも子供らしく喜ぶ姿は、まだ大人になりきっていないんだなと感じさせ、なんだかほっとしたものです。
三女のキャリーは体は意外と大きいものの、まだあまり物事をわかっていない赤ちゃんで、無垢な感じです。
2~3歳くらいの設定でしょうか。
そして、美しく聡明で頑固な母親のキャロライン。
生きるのに必死な中で、信仰心や教育、常識を重んじるキリっとした存在です。
父親はチャールズ。
心が広く、どんなことでもでき、信望も厚い人柄。
バイオリンを弾くのが得意で、家族思いのお父さんです。
さらに、モップのようなジャックという犬もいます。
まるで、兄弟のようにいつでもローラに寄り添っています。
その他にも、これから先、みなしごのアルバートが家族に仲間入りしたり、
ひげもじゃのエドワーズさんとは家族同然の付き合いをしたりします。
大人になったメアリーやローラの結婚相手もいずれ出てきます。
インガルス家の壮大な物語です!
この愛すべき人達のドラマがまた見られるなんて興奮が止まりません。
生き物に対する愛や隣人を愛することの大切さ
大草原の小さな家では、
家族を愛すること、
そして全ての生き物が仲間であること、
隣人(町の人々)とは苦労や喜びを分かち合い、協力し、共に生きるということを、
ずーっと全編を通して教えてくれています。
子供の頃、この番組を見ることで、人に優しくすることの大切さ、当たり前さ、を学んでいました。
なんだか横にいる父から教わっているような感覚になったりしたものです。
ただ横にいて一緒にテレビを見ているだけなんですけどね。
このテレビを見て、大切なものは何なのか、どうやって生きていったらいいのかということを、子供心に植え付けさせることってとても有意義なことなのではないかと、大人になった今、すごく実感します。
ですので、今、テレビで再放送している機会はまたとないチャンスなのではないでしょうか。
私は子供たちが嫌がっても(笑)一緒に見ていきたいなと思います。
子供って映像が古かったりすると、見たがらないですよね。私が、白黒の映画や西部劇には抵抗あるのと同じかもしれません。
物や情報が溢れている今だから、生きることに一生懸命なインガルス家の様子を見ることは、
自分たちの生活を見直すためにもとても有効だと思います。
素晴らしきお父さん、チャールズ
チャールズ・インガルス役を演じたマイケル・ランドンさんは、もう10年近く前にご病気され、闘病されていましたが、その後訃報が新聞でも報じられていました。
勝手に自分の父親のように近くに感じていた存在だったので、とても悲しんだ記憶があります。
でも、今回の報道で映像が美しく蘇り、元気なチャールズを見ると、
「ああ、またみんなでインガルス家を見守ることができるんだ。」と、
まるでマイケル・ランドンさんが蘇ったような気分になっています。
とにかく素敵な家族なんですよねー。
美しく強い母、キャロライン
キャロライン・インガルス役のカレン・グラッスルさんは、
とても美しく、みんなが羨む母親像としてとても人気があり、
以前には「カントリーマアム」のCMにも出演されていました。
とにかく芯は強いんですが、声がとても柔らかく、子供への声掛けがとても素敵だったんです。
今回吹き替えがされたのですが、一番キャロラインの声の変化が感じられます。
子供の頃、こんな優しいお母さんがいいなぁと思い描いたものですが、
大人になった今、キャロラインの行動や発言を見返すと、
「こりゃ、なかなか厳しい母親だわ。」と感じます(苦笑)
今、自分も母親になったので、そう感じるのかもしれませんが、面白い発見でした。
あこがれの存在
「大草原の小さな家」はU-NEXTやHULUでも視聴可能ですし、
DVD BOXも発売されていますし、
少し前にはディアゴスティーニにも登場しました。
ですが、誰でも気軽に見ることができることが「大草原の小さな家」には肝心だと思うので、今回のNHKでの放送は本当に画期的だと思います。
BS4Kでも視聴できますが、まだまだ普及していない家庭も多いので(うちもありません)、BSプレミアムで視聴できることはとても魅力的です。
開拓時代のアメリカの生活をあこがれの目で見ていた少女の自分に戻れちゃいます。
そして、今回は自分の子供と並んで見られますから!
嫌がっても、横に子供たちを並ばせて、毎週見ていきたいと思います。
でも、子供の前で泣いちゃったらどうしよう。。。